うちには、認知症になってしまった父がいる。
認知症って突然なるものじゃなく、少しずつ少しずつ明らかになっていく病気だった。
だから最初はとても分かりづらくて、ちょっとおかしな言動があっても「年寄りだから仕方ない」とか、「気のせいかもしれない」って、家族は現実逃避とも思える気持ちで接していたんだと思う。
だって、その時は父が認知症になったと思うより、気持ちが楽だったから。
でも、病気は放っておくと進行する。軽い風邪なら治る事もあるけど、認知症はそうはいかない。
だんだんおかしな言動の頻度は確実に多くなってくる。すると家族は「何やってるの」「さっきも言ったでしょ」なんて、言葉をなげかけるようになる。
認めなきゃならないけど、認めたくない気持ち、でもこのままじゃだめだと思うとても複雑だった。
すこーしずつ変になっていく父だけど、自分を病気なんて思っていない父は、、、
免許返納はできるのか?認知症の疑いで病院につれて行く事はできるのか?!
。。。
日本の寿命がどんどん延びている。これはは喜ばしいのか?認知症になった自分を想像すると全くそんな気にはなれない。
不安が募るばかりの日々が続く。
それでも、この現実に起きてしまったネガティブな出来事を、笑い飛ばしてみたらどうだろう・・・と思い発信していこうと考えた。